ジャンクのアンプを修理していろいろ試聴してますが、最近こんな思があります。
ハーフブリッジ・フルブリッジの音の違いの傾向
ケンウッドのKA-7050R(フル)、KA-7010(ハーフ)、TA-F333(ハーフ)、A-700(ハーフ)、Au-α507R(ハーフ)、LV-103(ハーフ)
これらを聴いてフルとハーフの違いは、音の微妙な位相差による音場感の違い!7050Rは奥行きが薄い、その他は、比較的厚め!
やっぱり、ブリッジアンプの雄は、山水ですから最終的にはX-バランスアンプを聴かないといけないと思います。
もし山水が奥行き感があったら、これは回路技術の勝利でしょう!(位相のコントロールが上手い)
世の中でBTL等のアナログアンプは、山水とケンウッドくらい(?)多くのメーカーはブリッジを採用していないことは、これが原因ではないでしょう!
また、最近のClassDアンプは、おおくは、ブリッジアンプの構成です。この構成で音がいいと評価されてますが、自分的には、こう考えます。
アナログアンプは、F特性は100kHZもしくはそれ以上の特性があります。それに対して、ClassDアンプは、スイッチングしている関係で、おおくて20kHZ+程度なので高域の倍音系がカットされる。しかしアナログアンプは真面目に再生しスピーカーに送る、この領域は人には聴こえない領域なのであまり評価されないが、音像を表現するには、重要。だからアナログアンプは、アンプにより音が違い。デジタルアンプはそれを、ドライにカットしているので、ストーレートな音となり、このまれた。だからデジタルアンプは、ブリッジ(BTL)でもいい。アナログアンプは、音像再現が難しい。
また、アナログアンプでも25KhzでLOW・PASSだいいということになりますがね~!
でも自作のアンプ等でNone-NFBアンプなら位相の関係が優れているそのため、フルブリッジで使えると思います。None-NFB A級バイアスがBestではないかと思います。
ClassDアンプは、BTLが多い、これは微妙な位相の周りを気にしなくていいのかもしれないが...
KA-7010にLS-202をつないで試聴
7010は、+・ーの独立したトランスを持つアンプ、左右に独立はよくありましが、これは珍しい。
7050Rより奥行きを感じます。アンプとスピーカーに相性もありかなと感じた!
ついでに
トランジスタの違いによる音の違いの考察
よく聞きます、一般的にエピのトランジスタは音がいい
それに比べ、3重拡散のトランジスタは評価が低い
それに関して考察してみた。
エピは、シリコン基盤に濃度の勾配のないドープされたシリコンを成長させNPNトランジスタを作る
しかし、3重拡散のトランジスタは、NPNの場合
N型基盤にP型ドーパントを拡散して、さらにN型ドーパントを拡散する。
そのため縦方向に各ドーパントの濃度勾配が出やすい、それがHfeのリニアリティーに関与しさらに、N型 N型を2重に3重に拡散している部分があるので、ここでの結晶の整合性が悪くなり、電子・正孔の移動度の影響が出る。パワートランジスタはこの拡散層が電流を流す都合、広く設計しなくてはいけないのでこの整合の崩れが避けられない。
しかし、富士通のRET サンケンのLAPT 小信号トランジスタを集積してパワーを実現している。この場合、3重拡散でも拡散層が小信号トランジスタのため、薄く設計でき、この濃度勾配の問題は、軽減される。
同じことは、MOSFETのいえる。
山水の旧型のMOSFETアンプHOでも非常に高価で取引されています。
これは新型より旧型の方が音がいい!DMOS構造においては、2重拡散で作らざるを得ない、そのため拡散層の濃度勾配は避けられないことになるが、バルクで電流が流れないためその影響は少ない事が予想される。よって音の違いは、寄生ダイオードの特性と推察できる。
新型MOSFETは、コンタクトの一部にPを高濃度に注入して寄生ダイオード特性を改善している、これが音に影響する。
とは言え!アンプの音の違いは、スピーカーの違いによる音の違いに比べれば非常に少ない。よい音を求めるには、自分に合ったスピーカーを探すのと等価と思います。
自分にあった音、202であったわけですね!
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2012年1月31日火曜日
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